宅建試験に合格するためのテキストと過去問の選び方を教えます。
では第3章のスタートです。
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~過去問を選ぶときはココに注目!~
第2章でテキストは、「視覚的に問題なく、見やすくて、面白いもの」を自分の総勉強時間に合わせて選ぶでしたよね。
それでは過去問はどうやって選べばよいのか?ですが、「テキストと対になっている同じもの」が大原則です。
当たり前といえば当たり前なのですが、実はこの宅建攻略法では、過去問題集のある部分の記載が重要になってきます。
~過去問題集の絶対必須条件~
さて、実際に書店に行って、過去問題集を手に取って見てください。
過去問題集の各問題の上の方に、難易度(3段階~5段階)が記載しているかどうかを確認してください。
中には正解率なんかもありますが、それでも大丈夫です。
これは絶対に外せない条件です。
使い方は、次回の権利関係の攻略に入ったら説明します。
~過去問題集のその他の条件~
難易度は必須条件ですが、その他にもあると良いものを挙げると、
・重要度
・頻出問題
というものが記載されている場合があります。
だいたい難易度のところに記載されている場合が多いのですが、勉強を進めて行く上で割と便利です。
~間違った過去問題集の選び方~
過去問題集を選ぶときに、「解説が詳しい過去問題集が良い」
なんてことをよく見聞きしますが、はっきり言っておきます。
「詳しい解説は逆に害になる」
覚えてますでしょうか?
第1章で「テキストと過去問の関係がわかってないな…」と書いていたのを…
それを少し説明します。
~テキストと過去問の関係~
宅建試験では、「過去問を10回転くらいさせれば受かるよ」
なんてことが、いまだに囁かれています。
たしかに、そういう時代もありました。
しかし、そのやり方が通用していたのは、せいぜい2015年くらいまでです。
(テキストなんか読まなくても、過去問を少し解くだけで簡単に合格することが出来た時代もあるんですよ)
難易度が低い試験は、過去問中心の勉強で正解なのですが、難易度が一般的にいわれる「やや難しい」のレベルになると、過去問中心の勉強では対応できなくなるのです。
宅建試験は、年々確実に難易度が上がってきており、今や過去問中心の勉強では対応できないレベルになっているのは確実です。(頭脳レベルが8以上なら過去問中心でも合格は可能です)
長くなりそうなので、結論から書きますね。
宅建試験の問題には「テキストの内容が出る」のです!
この太文字だけを見ると「お前、何当たり前なこと言ってんだ」と思うかもしれませんが、実はこの意味がわかっていない人が非常に多いのです。
みんな一所懸命に過去問題集を解いているのです。
過去問題集を理解しようとして…
ですが違うのです!
理解しなければならないのは過去問ではないのです!
過去問を理解するためにテキストがあるのではないのです。
「テキストを理解するために過去問題集がある」のです!
⇧これがわかってないのです。
それを踏まえて再度言います。
宅建の試験には、「テキストの内容が出る」のです!
テキスト内容の理解こそが、合格への道のりなのです。
つまり、先述した「詳しい解説は害になる」というのは、テキストを読まなくなるので害になると書いたのです。
過去問題集を解く上で、「間違ったなら、問題集の解説を読まずに、テキストを開いて調べる」のが正しいやり方です。
最初は面倒くさいのですが、やっていくにつれ、「テキストのどこに何が書いてあるのか?」がわかるようになってきます。
当然に調べるスピードもアップします。
そうすると、自然にテキストの読み込みが出来ていることになり、より内容が理解できるようになっていきます。
もう一度言います。
「テキストの内容が試験に出る。だから過去問題集を使ってテキストの内容を理解する」
これが正しい「テキストと過去問の関係」なのです。
これを読んだみなさんは、このことを良く覚えておいてください。
※なぜ解説を読まないのか?については、第5章の宅建業法攻略の中の「暗記&記憶法」の解説のときにも触れますね。
~難易度が高い試験では当たり前の勉強方法~
実はこの勉強方法というのは、難易度が高い資格である、司法試験や司法書士では当たり前の勉強方法なのです。
このレベルになると、過去問題集はホントにサラリとしかやりません。
あとは、テキストや条文の読み込みばかりをやってます。
つまり、私が上記に提示した勉強方法は、決して特別な勉強方法ではないのです。
法律系の資格では、ものすごく正攻法な勉強方法なのです。
ただ、失礼ですが宅建レベルの難易度の界隈では、あまり知られていないので悲しいことに攻略法になってしまうのです。
ですが、今や宅建試験は、過去問を解いた「量」から、テキストの理解という「質」へと変化しています。
何度でも言います。
宅建攻略のネックは「テキストの内容の理解」なのです。
【第3章のまとめ】
・過去問題集は、難易度が記載されているものを選ぶ(重要度や頻出問題の記載されていれば尚Good)
・テキストの内容を理解するために過去問題集を使う意識で勉強する
・過去問で間違ったのなら、解説を読まずにテキストを開いて調べる
必ず、合格してくださいね。
それでは第3章を終わります。
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