こんにちは!親子で北九州のお遍路巡りをしているとつがわです。
2021年9月より2歳の息子「きょうちゃん」とお遍路デビューをしました。
当サイトでは、北九州の「帆柱新四国霊場」の霊場紹介と親子お遍路巡りの感想を書いてます。
どうぞ興味のある方は、のぞいてみてください。
帆柱新四国霊場 第五番札所「浄蓮寺」愛宕地蔵尊
今回は、帆柱新四国霊場八十八ヶ所の第五番札所の浄蓮寺(じょれんじ)の愛宕地蔵尊をご紹介します。
アクセス
JR鹿児島本線「黒崎駅」から東へ歩いて約10分のところに浄蓮寺(八幡西区藤田)はあります。
国道3号線沿いの南側に浄蓮寺と書いてある立派な石碑の立つ庭園と藤田保育園の看板に挟まれた通りがあるので、そこを南下すると直ぐ左に浄蓮寺が見えます。
写真の手前の上り坂を上ると、浄蓮寺の駐車場があります。
また隣の階段を上がると浄蓮寺の境内へ続く楼門があります。
浄蓮寺の周辺には東光寺や春日神社のほか、正覚寺があります。
愛宕地蔵尊(火よけ地蔵)
浄蓮寺本堂東側に廟堂(びょうどう)があります。その廟堂の北側に紅梅地蔵堂と並ぶ小さなお堂があります。
中には愛宕地蔵尊(あたごじぞうそん)と呼ばれるお地蔵様がお奉りされ、帆柱新四国霊場の第五番札所にもなっています。
なんでも、昔あった山火事に身の危険を感じたお地蔵様が、ある男に声をかけ火の危険から助けてもらったそうです。その後に黒崎に発生した大火の時には、その男の子孫の家だけはお地蔵様のご加護により延焼を免れたといいます。
火難除けの神を愛宕(あたご)さまと呼ぶことから、地元ではこのお地蔵様を愛宕地蔵尊と称し、一切を焼失する火災から護ってくださるようにとお参りされる方も多いです。
浄蓮寺では、毎年5月に紅梅地蔵尊と一緒に愛宕地蔵尊の供養法要を行われてます。
お堂の前で、経典とご真言を唱えました。
地蔵菩薩様のご真言
オン カカカビ サンマイエイ ソワカ
愛宕地蔵尊のお話は浄蓮寺さんから頂戴した冊子「浄蓮寺史跡と伝説」に記載されてますので、是非読まれてください。
その他境内の建造物
昔この地が長い干ばつに見舞われた時に困った村人が、山口の周防から名僧を呼んで雨乞いをしてもらったところ、大雨が降ったそうで村人たちが大喜びしたそうです。この僧は米麦を口にせず蕎麦を常食したので人々に木食上人と呼ばれました。
浄蓮寺末庵の紅梅地蔵堂にまつられていた紅梅地蔵尊、八幡大空襲で類焼したが現在はこちらにおまつりされてます。
以前は帆柱四国霊場の第十番札所の紅梅公園に安置されてました。
帆柱新四国霊場 第5番札所の基本情報
名称 | 浄蓮寺(じょうれんじ) |
札所番号 | 第五番札所 |
ご本尊 | 愛宕地蔵尊(あたごじぞうそん) |
所在地 | 福岡県北九州市八幡西区藤田1丁目5-28 |
交通 | JR鹿児島本線「黒崎駅」から徒歩10分 |
駐車場 | 境内内 |
周辺施設
札所の基本情報(外部リンク)
はじめての般若心経④
般若心経の構造・構成
般若心経は空の智恵を説く前半部分と、その威力と評価を強調する後半部分に分けられる。前半部分(得阿のく多羅三みゃく三菩提まで)は、すべての存在は移り変わるもの(諸法空相)とし、現象世界は固有の本性をもって自立的に存在しているものではないと説く。後半(故知般若波羅蜜多から)には、物事の真実を鋭く見極める般若波羅蜜多を突き抜けると、その向こうにはすべてを生かす肯定的・積極的な姿が現れる。