令和7年10月15日㈬、北九州市八幡西区下畑にある下畑薬師堂に行ってきました。
この日は、年に1回の帆柱新四国秋季大参りがありました。4~5年前に北九州の帆柱新四国霊場の88ヶ所を巡礼した際に、お賽銭と一緒に名刺を入れたことがきっかけで、この度の大参りにお誘いいただいたわけです。
久しぶりに白衣に腕を通し、首から輪袈裟をかけ、菅笠を被って、金剛杖と一緒に札所参りができると、胸がワクワクしました。

北九州市八幡東区にある高祖寺をはじめ真言宗の和尚さん(今回は3名)が各札所を廻られお参りされるのですが、15日は香徳寺(41番札所)から始まり、大谷稲荷神社(39番札所)、そして下畑薬師堂(34番札所)の順で大参りされました。
その後、番外の中央四国七三番と石坂浪切不動(38番札所)に参られるとのことです。
こちらの下畑薬師堂には、9時半頃に到着されました。
下記にお参りの様子を写真撮ったので、載せておきます。

般若心経から始まり真言宗の色々なお経をお唱えされました。私もお遍路の際に覚えた言葉も多くあったので、一緒にお唱えしました。

地域の方々も6名ほど参加され、お接待でお迎えしていただきました。ちなみに、写真に写る白衣姿は、相方のMiyataです。

大参りの前には、地域の方々がお堂の清掃や花飾りを設置したり、接待用の机の準備などして頂きました。その他、美味しい大福を作ってこられた方もいらっしゃいました。
秋の季節でしたので、大福には栗が入っており、お菓子の詰め合わせはハローウィンバージョンのラッピングでした。とても心温まるお接待でした。
大参りも終え、和尚さんや地域の方々と楽しく談笑しながら皆でお接待をいただきました。
帰り際には、和尚さんより地域の皆さまの体調を気遣う言葉があったのが印象的です。


今回訪れた下畑薬師堂は、地域の方々がお世話をされており、薬師堂のそばにある十三仏など諸仏の前掛けも地域の方たちにより新調されておりました。
しかしながら、北九州市にある帆柱新四国霊場88ヶ所は、お堂の老朽化や維持管理をする世話人の減少により、年々衰退傾向にあります。
そのため、維持管理を含めお堂の取り壊しや再建などにとてもお金がかかります。
現在も、帆柱新四国霊場を統括している高祖寺さんをはじめ真言宗の和尚さん達により年に1度大参りが春と秋に分けて続けられてます。
そして、私たちが北九州のお遍路で88ヶ所廻ったように、それを見聞きして自分も廻りたいとおっしゃる方もでてきました。
お参りするきっかけは様々だと思いますが、どこのお堂でもお参りする際はお気持ち程度「チャリン」とお賽銭を入れていただけると有難いです。
その小さな寄付がお堂の維持活動に非常に役に立ちます!
最後に今回秋季大参りにお誘いしてくださった下畑薬師堂の地域の方々、貴重な機会をいただきありがとうございました。