5問免除を使って試験に挑んでくる者たちがいるので、その者たちに差をつけられないように確実に全問正解する方法を解説します。
では第7章のスタートです。
初めての人はコチラから👇
👉宅建攻略法+番外編の一覧へ
~慣れることが唯一の攻略法~
宅建の試験を初めて受験する方は、5問免除科目ってなに?って思うかもしれません。
この5問免除科目というのをザックリと簡単にいえば、不動産業界で働いている人であるなら講習と簡単なテストを受けるだけで問46~問50の問題を正解として取り扱ってくれる制度のことです。
もしあなたが不動産業界で働いているのなら、会社に聞いてください。
この制度が使えるなら絶対に使ってください。
~問題の内訳と得点目標~
全部で5問出題されます。
得点目標は全問正解の5点です。
その内訳は、
1.住宅金融支援機構=1問
2.不当景品類及び不当表示防止法=1問
3.不動産の需給・統計=1問
4.土地の形質・地積・地目及び種別=1問
5.建物の形質・構造及び種別=1問
です。
全分野の問題を合わせると、
・問題数が50問(14+20+11+5)
・得点が35点(7+16+7+5)
ということになります。
が!
まだ35点と言い切るには少し問題があるのです。
それは次回、説明します。
※以前の章で述べましたが、35点という数字は「合格ライン」という意味です。その年の合格点が38点なら、38点という意味ですので、お間違えのないようにお願いします。
さて、前回で述べた【取りこぼさないで死守する10問】の残りの5問が、この5点免除科目です。
この5問も、少ない勉強量で確実に得点できるので、必ずやり込んでください。
~不動産の需給・統計について~
不動産の需給・統計(以下、統計問題)は、受験するその年度の統計が発表されてからの勉強になりますので、過去問は「こんな感じで出題されるのか」くらいの感じで見ておくだけにしておいてください。
また、統計問題というのは、試験当日に10分間くらい勉強して得点できる程度の問題ですので、安心しておいてください。
統計の勉強方法は、後の回で説明します。
~その他の勉強方法~
住宅金融支援機構と不当景品類及び不当表示防止法は、どのテキストも大差がないのですが、
・土地の形質・地積・地目及び種別(以下、土地問題)
・建物の形質・構造及び種別(以下、建物問題)
の勉強に関しては、テキストに図や挿し絵がある方が断然に良いです。
というのも、ラーメン構造、梁、ツーバイフォー工法、砂礫、扇状地、etc…
という文字を見て、理解できるでしょうか?
図や挿し絵などでなければ、理解できないはずです。
テキストを選ぶとき、この2分野については、図や挿し絵がたくさん掲載されているかどうかを確認しておいてください。
もし、自分が気に入ったテキストに図や挿し絵が無ければ、ネットで調べればいくらでも出てくるので、それで勉強してください。
土地と建物の問題は、勉強のやりはじめのころは非常にとっつきにくい分野なのですが、定型パターンみたいなものがありますので、慣れれば超がつくほど簡単です。
確実に得点してくださいね。
~勉強時間の配分~
配分は、
権利関係=1
宅建業法=1
法令制限=1
5点免除=1
で、2時間勉強するなら、
権利関係=30分
宅建業法=30分
法令制限=30分
5点免除=30分
という感じです。
これで、5点免除科目の過去問を2回転させたら、第8章の勉強方法へと進んでください。
【第7章のまとめ】
不動産関係で働いているのなら、5問免除を利用すること
慣れるまで徹底的にやり込むこと
統計問題は、まだ勉強しないこと
それでは第7章を終わります。
【第8章・基礎の完成と38点に向けて】へ