今回は、帆柱新四国霊場の第56番札所をご紹介します。
帆柱新四国霊場の第56番札所は、 北九州市八幡西区上上津役3丁目にあるお堂になります。
お堂の名前が分からないので、ここでは上上津役地蔵堂(仮称)とします。
第56番札所の所在地【帆柱新四国霊場】
上上津役地蔵堂は、国道211号の大通り沿いにある上上津役3丁目墓地の敷地内にあります。
同じ通りにスーパーマーケットの「アルク」があり、その角を東へ進むとすぐ左側に大原市民センターが見えます。
大原市民センターの駐車場側から奥に入ると墓地の駐車場があるので、こちらにお車をとめられます。
下記の地図も併せてご確認ください。
近年の土地区画整理事業で、墓地敷地内でお堂の移設があったと思われます。
(上記の地図には移設前のお堂が表示されてます)
上上津役地蔵堂
お堂は近年に建て直されており、白壁と内装で使用されている木材がまだ新しく感じられました。
第56番札所のご本尊は地蔵菩薩さま。
祭壇の両脇には観音菩薩さまと思われる仏像がありましたが、祭壇上部に垂れ幕がされており、お顔を確認することはできませんでした。
帆柱新四国開山記念50周年誌によると、
その昔、本尊は美しい観音様のお姿であったが、長い歳月の間に両手は離れて哀れなお姿となられた。信者の方々か四国に巡拝された際にお砂を戴いて帰り、四国の第56番札所と同じ本尊の地蔵菩薩さまに替えられたそうです。現在は、脇仏として祭祀さてれいるそうです。
札所看板もお堂前に掲げてあります。
お堂の前で本尊のご真言と読経を致しました。
オン・カカカビ・サンマイエイ・ソワカ
今回、上上津役地蔵堂は鍵が閉まっていたため、堂内での参拝はできませんでした。
とはいえ、お堂の入り口が門扉になっていたので、隙間からご本尊の地蔵菩薩さまを拝むことが出来ました。
本当にラッキーです( *´艸`)
願わくば、脇侍の観音様も見たかったです。
帆柱新四国開山前は、町上津役にある西法寺の境内にあったそうなので、そちらにお伺いしたら何か分かるかもしれません。
他の境内の建造物
境内には修行大師と十三仏の石像があり、その他に大東亜戦没者の碑(昭和41年)や日支事変記念碑(昭和29年)、町上津役婦人会頌徳碑(昭和14年)があります。
お堂の右側には、コンクリートで造られた十三仏堂があります。
1・2…13…14!?あれ、一体多いですね。
このお方はどなたでしょうか?
正解は普賢菩薩さまでした。象の上の蓮華座に座っておられました。
第56番札所の見どころ
札所入口付近には「帆柱山新四国五十六番霊所有」と彫られた石碑があります。隣に小さく「真宗西法寺境内」の文字も確認できました。
境内にはお砂踏みが設置されており、1~88まで踏んで行くと四国八十八ヶ所霊場をすべて周ったことと等しくなるそうです。
まぁ、なんて便利なことでしょう。
出来たら本場四国の88霊場を実際に行って巡礼したいものですが、高齢など身体への不安のある方、またはお金をかけずに周りたい方などにはとても良い施策だと思います。
堂前もびっしりお砂踏みが敷いてあります。
帆柱新四国第56番札所の基本情報
名称 | 上上津役地蔵堂(仮称) |
札所番号 | 第56番札所 |
ご本尊 | 地蔵菩薩 |
所在地 | 北九州市八幡西区上上津役3丁目 |
駐車場 | 墓地内に駐車場あり |
管理 |
周辺施設
参考文献
・帆柱新四国開山記念90周年誌
豆知識|般若心経を学ぼう
般若心経の52句の解説3