《畑観音釋王寺》春季大祭【令和5年4月17日】

はじめに

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令和5年4月17日畑観音釋王寺サムネイル

こんにちは、戸津川です。久しぶりのブログ更新です。

令和5年4月17日、WaSaBi北九州で滝行やのぼり旗奉納でお世話になっている畑観音釋王寺の春季大祭に参加してきました。この日は秘仏であるご本尊の十一面観世音菩薩さまが御開帳されます。年に1回ご本尊を拝める大変貴重な法要です。

一般的に観音様の縁日は、地域にもよりますが17日か18日とされてます。例外なく畑観音釋王寺も毎年4月の17日もしくは18日のどちらかで春季大祭が行われます。

前日の雨で水量を増した滝

前日には、一時的に豪雨のような雨が降り注ぎ、この日の境内のお滝は水量を増し、勢いよく地表へ落ちていました。

今回の参加は2回目。最近は、コロナに対する人々の認識が高まり、マスクもしなくてもよいと報道されるようになり、少しずつ以前の賑わいを取り戻しつつあるこの頃。イベント数も増えて、寺院ではさまざまな法要も行われるようになりました。去年と違ったのは、管理しているお寺の住職・副住職の他に他のお寺から2人増えて4人で執り行われたことです。また、着用されているお着物が正装であることでした。

以下の内容で執り行われました。

春季大祭
日時:令和5年4月17日㈪11時より
場所:畑観音釈王寺

今回お見えになられたお祭り参加者は、私たちを含め5組。そのほとんどが総代さんで私たちのぼり旗奉納の取り組みについて、お話できる良い機会でした。総代さんの一人が前日の雨で境内に葉がたくさん落ちて、掃除が大変であったとお話してくださいました。私の知らないところで誰かが気持ちよく法要を迎えれるように準備してくださったのだと知りました。そういったところに日頃から目が向けられると良いなと改めて感じました。

お祭りは一時間程度。内容は正直何をおっしゃっていたのか、不慣れな私には分かりませんが浄土宗のお歌などだと思います。歌ってwとらえどころがない表現ですみません。

ところどころに「南無阿弥陀仏」を10回唱える十念が入ったので、お遍路で覚えた十念を一緒にお唱えしました。音程を覚えてて良かったw途中で、のぼり旗奉納者に対してもご祈祷していただけました。多くの奉納者の願いが通ったのぼり旗、この地に鎮座される観音様のご加護がありますように。

祈願内容は商売繁盛・身体健全・家内安全・病気平癒などです。

令和5年春季大祭の様子
春季大祭の様子

後半には、住職などが立ち上がり、観音さまなどの描かれた金や銀の花びら型の紙を周辺に撒かれました。この行為は散華というそうです。

散華(さんげ)


散華とは、華を散布すること。寺院では色々な法要を営むとき、仏さまをお迎えする道場を清浄にして、諸々の仏さまを讃歎(さんたん)し、供養するために華が撒かれます。

法要の終わりには、ご住職のお話がありました。簡単にまとめると、「浄土宗ではいつでもどこでもお念仏を申すもの」だそうです。念仏はお寺に参った時、あるいは盆やお彼岸のお墓参りで、あるいは家でのお仏壇の前で申すものだと決めてしまっては、法然上人のお考えと違うそうです。

いつでもどこでもお念仏♪法然上人の御心を忘れずに、どんな時でも念仏を唱えたいものです。ちなみに、来年は法然上人が浄土宗を開かれて850年になるそうです。本山で大きなお祭りがあるのでしょうか。機会があれば、参加したいものですね。

以上、春季大祭の参加報告でした。宗派は違っても、いろいろな考え方に触れるのは良いことです。自分は違うからと決めつけずに、良いことを取り入れ自分の人生に活かしていきたいと思いました。

令和5年 春季大祭のお接待
春季大祭のお接待

香徳寺からのお接待です。まだ2回参加だけど、毎回ラップをいただいております。実用的で助かります。あとは、お茶とお菓子。おもてなしの御心をいただきました。

参道に八重桜が散る
八重桜の花びら道

この時期ののぼり道は、八重桜の花びら道ができており、とても綺麗でした。

※法要の写真は事前に住職に許可を撮っております。ご本尊は秘仏である為、写らないように画像加工しております。ご覧になられたい方は、次回の春季大祭に足を運ばれてください。

2023年4月17日



  • この記事を書いた人

とつがわ

北九州在住のママ。北九州を応援するサイト「北九ペディア」と自由参加型サークル「WaSaBi北九州」の運営人。お遍路めぐり・滝行・日本庭園を好む。詳しいプロフィール