第5章の宅建業法は、飽きるほど…、いや、飽きてもコツコツと隅々までやり込む分野です。
言い換えれば努力が実る分野ですので徹底して仕上げましょう。
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~問題数と得点目標~
宅建業法は全部で20問出題されます。
得点目標は、
・17点
たまに突然として問題数が変わることがあります。
前回の権利関係と合わせ、
・問題数が34問(14+20)
・目標得点が24点(7+17)
ということになります。
~宅建業法の勉強のやり方~
1.宅建業法のテキストを全部読む
2.難易度は関係なく、全ての問題を解く
3.間違ったら過去問題集の解説ではなく、テキストを開いて調べる
これしかありません。
宅建業法の勉強方法は、権利関係のような手段は取りません。
理解よりも暗記がメインの分野なので、オーソドックスにやります!
しかし、一切の手抜きは出来ないのが宅建業法です。
重箱の隅をつつくような問題が出ても対応できるように、テキストの隅々まで完璧にやってください。
無責任な言い方かもしれませんが、宅建業法の攻略はコレしかないのです。
(2010年くらいまでは、これで満点が取れた分野なんですけどね…)
~権利関係との勉強時間配分~
権利関係と同時並行で勉強を進めていきますが、時間配分としては、
権利1:業法3
の配分で行ってください。
例えば、毎日2時間勉強をするとして、
・権利関係を30分
・宅建業法を1時間30分
の計2時間という感じです。
※民法の恐怖に負けてはなりませんよ!
~権利関係の進め方~
前回の権利関係の攻略では、難易度の優しい問題だけを解くという制限をかけていました。
ですが、宅建業法と同時に勉強をしていくと、難易度の優しい問題が間違えずに解けるようになるはずです。
そうなった場合は、難易度を真ん中(普通)まで引き上げて、過去問を解いてください。
もちろん、間違ったらテキストで確認することや、民法の迷宮に入り込むことを避けるために、それ以上の難易度の高い問題は解かないことは守ってください。
※権利関係は少しガッツリ目にやっても、半分の7点くらいしか得点できませんが、難易度の普通までをやり込めば、5点くらいは取れますよ。
~法令分野の勉強へ行くタイミング~
権利関係の勉強から、宅建業法の勉強には取り掛かるのが早かったと思います。
しかし、法令分野の勉強に入るタイミングは、「宅建業法の過去問を2回転」させてからにしてください。
宅建業法は、なめてかかると痛い目をみますので、一問一問を時間をかけて徹底的にやり込んでくださいね。
それでは、以前から書いていた「暗記&記憶法」と「なぜ過去問の解説は害悪になるのか」について書きますね。
~暗記&記憶法~
暗記法なるものは、数多く存在しますが、宅建試験に使える暗記&記憶法を一つ紹介します。
まずは下記図表を20秒ほど眺め、映像として脳内にインプットしてください。
それでは質問です。
目をつぶって、黒丸、バツ、三角のある位置を、アルファベットと数字で全て答えてください。
…いかがでしょうか?
すべて的確に解答できたハズです。
これを文字で覚えるとするなら、
・黒丸は、B-2とC-4
・バツは、A-4とB-1
・三角は、C-2
となります。
ですが、あなたは文字を覚えて答えたのではなく、脳内に浮かんだ映像を見ながら答えたのではないでしょうか?
実はこの暗記&記憶法ってメチャクチャ使えるのです!
これ方法は、是非とも活用してください。
図表に出来るものは、なんでも図表にしてみてください。
では次は、過去問解説の害についてです。
~なぜ過去問の解説は害になるのか?~
もうピンときた方がいると思います。
そうなんです。
まず第一に、過去問の解説には図表が載ってないのです。
また第二に、文字に関しても過去問の解説の文字としての映像と、テキストの解説の文字としての映像が違い過ぎるのです。
文字も立派な映像なのです。
つまり、テキストを繰り返し何度も見ていると、あなたの脳は図表だけでなく、文字さえも映像として記憶していくのです。
簡単に言うと「ページそのものを映像として記憶」しているのです。
それなのに、過去問の解説という文字映像を見てしまうと、テキストの文字映像とゴッチャになってしまい、記憶が定着しないのです。
これは非常にもったいない…
何度でも言いますけど、
「テキストの内容が試験に出る」
のです。
過去問を理解し記憶するのではなく、
「テキストの内容を理解し記憶する」
ことが大切なのです。
ですから、間違ったらテキストを開くことが重要なのです。
「わからなかったら、間違ったらテキストを見る!」⇦やはりコレが試験攻略の大原則です。
【第5章のまとめ】
・宅建業法は徹底的にやり込むこと
・権利関係は普通レベルまでで、難易度の高い問題には手を付けないこと
・暗記&記憶法を活用する
それでは第5章を終わります。
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