島郷四国霊場|第32番|山鹿観音堂(善慶寺)【北九州のお遍路】

はじめに

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島郷四国霊場|山鹿観音堂|第32番札所
こんにちは、とつがわです。

2022年11月より島郷四国霊場を親子で巡礼してます。同年9月には、北九州の帆柱新四国霊場を1年かけて巡礼、結願しました。

今回は、島郷四国霊場の第32番札所である山鹿観音堂(善慶寺)について書いてます。
(参拝:2022年11月9日)

山鹿観音堂

山鹿観音堂(善慶寺)
住所遠賀郡芦屋町山鹿
本尊十一面観音菩薩

周辺写真

第32番札所は芦屋町山鹿にある大願寺や安楽寺の周辺にあり、島郷四国霊場の第1番札所「金剛寺」のすぐ隣にあります。

お堂には「善慶院観音堂」と書かれた扁額が掲げられています。

お堂前の掲示板

もともと名僧行基によって作られた聖観音菩薩をお祀りする善慶寺というお寺だったそうです。

ご本尊:十一面観世音菩薩

ご本尊は十一面観世音菩薩さま。何故だが実像ではなく、十一面観音菩薩さまのお写真が中央にお祀りされておりました。手持ちの資料(島郷四国霊場開基430年記念誌)には、実像が写ってましたのでどういったいきさつで写真になったのか気になります。

33観音

本堂には他にも西国33観音がお祀りされておりました。てっぺんにいらっしゃるのは、西国18番ご本尊の如意輪観音だそうです。

それにしても仏像が黒い。。。一体いつの時代のものでしょうか?

掃除の様子

お堂に着いたらまずはお掃除から始めます。堂内にある箒を借りて畳を掃きました。

キレイが一番♪ご本尊さまも喜んでくれるはずです♪

読経の様子

お掃除が終わり次第、皆で読経とご真言をお唱えいたします。

十一面観世音菩薩のご真言

おんまきゃ・きゃろにきゃ・そわか

最後に記念写真です。ご神仏を前にして、お念仏をお唱えすると清々しい気持ちになれました。


島郷四国霊場|山鹿観音堂
ご本尊の前でポーズするきょうちゃん

「ねぇねぇ、皆聞いて。お遍路などの霊跡を巡ることは弘法大師さんの教えと修行を実際に身につけることだって。」

「僕もお大師様に一歩近づけたかな?」

その他境内の建造物

外観写真

写真右側になんと座敷わらしが写りこんでしまいました。まぁ、わたしの次男なんですけどねぇ。

境内

こじんまりとした境内には、十三佛や子安観音さま、お大師さま、その他諸仏がいらっしゃいました。

子安観世音菩薩

第32番札所のすぐ隣には島郷四国霊場第1番札所があります。第1番札所の親子お遍路記事は、下記のリンクからご覧いただけます。

島郷四国霊場|第1番|金剛寺【北九州のお遍路】

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島郷四国霊場

島郷四国霊場は長い歴史があります。慶長7年(1602年)に大庭源馬が祖先の菩提を弔うため、三男に四国88ヶ所の霊場を巡礼させて集めた聖土を島郷88ヶ所に移したことで始まりました。その後、寛延元年(1748年)に小竹の香山彌次郎重治が、さらに四国から御砂を持ち帰り、地形・距離・年月などを勘案して位置を定め、番札と御詠歌を掲げて開基したことにより、広く一般の信仰を集めることとなり現在に至っています。

 


  • この記事を書いた人

とつがわ

北九州在住の3児ママ。北九州を応援するサイト「北九ペディア」と自由参加型サークル「WaSaBi」の運営人。 詳しいプロフィールはこちら