【2023年(令和5年)】宅建攻略法《第9章》予想問題集の使い方と統計・法改正攻略

はじめに

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宅建攻略法

予想問題集で腕試し???

いえいえ、統計と法改正情報を手に入れるためだけの本です。

では第9章の始まりです。

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~予想問題集の選び方と使い方について~

だいたい夏になると、各社が予想問題集を発売します。

この予想問題集を買うか買わないかについては、買うのがベストです。

というのも、この予想問題集には、「統計」と「法改正」の2点が掲載してあるからです。

統計と法改正は、ネットで調べればOKというのをたまに見ますが、ハッキリ言ってネットは危険です。

ネット上のモノは、間違っているモノが多数存在します。
(以前、試験日が間違っているブログ記事を見たことがあります)

必ず予想問題集を購入してください。
(当該予想問題集に誤植等があれば、ネット上で訂正を行うことを明記している本がベスト)

では、予想問題集における選び方と、3つの落とし穴を説明します。


~落とし穴①:この文字に惑わされるな!~

予想問題集の表紙を見ると、

・ズバリ的中
・去年は〇門を的中
・当たる・当てる

などという文字を目にすると思いますが、ズバリ言っておきますネ。

「そんな言葉、あてにならない」

このひと言で終了です。

繰り返しますが、予想問題集を買う最大の理由はただひとつ、「統計と法改正の正確な情報を手に入れるため」です。

そして、その予想問題というのも、これまたどうして…

そのことを少し説明しますネ。


~予想問題を解く必要はない?~

だいたい各社、3回分~5回分の予想問題を掲載していますが、解かないでOKと思っています。

というのも、本試験との傾向がズレていたり、むやみやたらに難問を掲載しているものが見受けられるからです。

何度も言いますが、「テキストの内容が試験に出る」のです。

予想問題から出題されるわけではないのです!

もし、どうしても解きたいのであれば、「宅建業法と、私が提示した死守する10問の問題」だけにしておいてください。

【死守する10問】
➀国利法・②農地法・③区画法・④宅造法・⑤鑑定評価(不動産鑑定評価基準or地価公示法)・⑥支援機構・⑦不当景法・⑧土地・⑨建物・⑩統計

※念を押しておきますが、予想問題集の権利関係だけは絶対に解いてはなりません。だたでさえ難しい分野なのに、本試験からかけ離れた問題を解くと、民法ラビリンスに入り込みますよ。


~落とし穴②:法改正について~

さて、冒頭でも述べたように予想問題集というのは「統計と法改正の正確な情報を手に入れるため」に購入します。

が・・・

結論から書きますネ。

「やたら詳しい法改正情報が掲載されている予想問題集はNG」です!

それは何故か?

それは、出題される法改正というのは、「試験日当日において施行されているもの」が対象だからなのです。

👆コレ、重要です!

簡単に説明しますネ。

今を2000年と仮定して説明します。

あなたは2000年の10月に宅建の試験を受けます。

法改正により、2000年に消費税が20%になる法律が成立しました。

ですが、この法律は2001年4月1日より施行されます。

ということは、2000年の10月に行われる宅建試験には、消費税が20%になるというような問題は出題されないということなのです。

「やたら詳しい法改正情報が掲載されている予想問題集はNG」と述べた理由は、もうおわかりですよね。

そうです!

出題されない法改正まで掲載しているのです。

なぜ、やたら詳しく掲載している理由は、おそらくただ一つ、

詳しいと売れるから…です。

これを読んでいるあなたご自身も、宅建試験を問わず、テキストや参考書等を手に取って見た場合、

・これは薄っぺらいからダメだな…

・これは詳しいから良いな…

と思うのではないでしょうか?

宅建試験におけるテキストの選び方では、

薄い=悪い

詳しい=良い

というステレオタイプ的な判断は要注意です。

こと予想問題集の統計と法改正については、薄いほうが良書といえるのです。


~落とし穴③:統計について~

実は、この統計も法改正とまったく同じで、

「やたら詳しい統計情報が掲載されている予想問題集はNG」

です。

ではいったい、統計問題では、どういった問題が出題されるのかを説明します。

統計問題では、

・地価公示
・住宅建築着工統計
・土地白書
・法人企業統計年報
・国土交通白書
・不動産価格指数

等の問題が出ます。

なんだか覚えることがたくさんありそうと感じるかもしれませんが、試験当日の朝に、ご飯を食べながら覚えることも可能なくらい簡単です。

なんなら試験会場に少し早めに到着して覚えることでも可能です。
(私は試験会場に少し早めに到着して、自分の席でサンドウィッチを食べながら覚えました)

そのくらい簡単なのです。統計というものは…ホントに。

良い予想問題集なら、少ない分量でサクッと統計情報を掲載してますよ。

ただ、覚えるときのコツだけは紹介しておきますネ。


~統計を覚えるときのコツ~

①増えたか減ったかを覚える!

前年より3%増えたなど、数字が入っている場合がありますが、肝心なのは「増えたのか?それとも減ったのか?」なのです。

やっきになって数字を覚える必要はありません。

増えたのか減ったのか?を覚えてください。

※他にも、上昇に転じた。なんてのもありますけどね。

※あまりにも簡単すぎるので、飽きてきたら数字を覚えてもOKです。

②理屈で覚える!

全国で土地の価格が上昇と統計で発表されているのなら、当然ですが三大都市圏や地方でも土地の価格は上昇している場合が多いですし、売買の件数も増えているのがほとんどです。

ひとつの指標から、その他の指標の動向は、理屈や常識でわかるものなんです。

①と②を確認するために、どんな感じに問題が作られているのかを、一度過去問を検索して見てくださいネ。

【第9章のまとめ】
表紙の文字は、あてにならない
予想問題は解かなくてもOK(解いたとしても業法と死守する10問のみ)
詳しすぎる法改正と統計はNG

それでは第9章を終わります。

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  • この記事を書いた人

とつがわ

北九州在住の3児ママ。北九州を応援するサイト「北九ペディア」と自由参加型サークル「WaSaBi」の運営人。 詳しいプロフィールはこちら