帆柱新四国霊場|第60番札所【北九州のお遍路|親子旅日記】

親子の北九州のお遍路、帆柱新四国霊場を巡礼してますとつがわです。

2021年9月、息子(当時2歳)の「きょうちゃん」とお遍路デビューしました。

帆柱霊場を周りながら、各札所の簡単な紹介や巡礼日記を書いています。

帆柱新四国霊場の第60番札所をご紹介

帆柱新四国霊場 第60番札所

今回は、帆柱新四国霊場の第60番札所をご紹介します。

第60番札所は、 北九州市八幡西区上上津役の山中にある上上津役大日堂(仮称)になります。

参拝日:2022年5月22日

ご本堂

帆柱新四国霊場 第60番札所の本堂

山の入り口から約20分ほど歩いて行くと、木造の小さなお堂が見えます。

こちらが帆柱新四国霊場の第60番札所となっており、帆柱霊場88ヶ所の中でも最も見つけるのが困難な札所です。

参拝の際は事前に下見をするのをお勧めします。

ご本尊

帆柱新四国霊場第60番札所のご本尊

帆柱新四国霊場の第60番札所のご本尊は「大日如来」さま。

お堂は老朽化が進んでおり、堂内の床が抜け落ちており、とても悲惨な状態でした。

更に祭壇の一部の床も抜けており、お祀りしていた諸仏像が床下に落ちておりました。

堂内は薄暗く、ひどく老朽化している為、札所ご本尊の大日如来さまを特定することは出来ません。

大日如来(だいにちにょらい)は、真言密教の教主であるであり、密教本尊。一切の諸仏菩薩本地

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

約40年前の資料である帆柱四国開山90周年誌によると、堂内には弘法大師像と不動明王が安置されていたそうです。

上の写真をよく見ると、右に不動明王らしき像とその左下には弘法大師像が確認できました。

それにしても、お堂の老朽化がひどすぎるな

そして、いつものようにお掃除をしてお堂前で読経とご真言を唱えました。

【大日如来さまのご真言】

オン・アビラウンケン・バザラダトバン

札所看板

お堂前には、帆柱新四国霊場ではよく見かけるプラスチック製の札所看板と、それ以前からあった木の札所看板が掲げられてます。

境内の建造物

修行大師

柔らかなお顔で、実際に存在するようなリアルな顔立ちの修行大師さまに親しみを抱きますね。

お腹ぷっくりな修行大師さま

お堂の入り口付近には、優しいお顔立ちの修行大さまが2体とその隣に石碑がありました。

明治43年に、ここ金山谷60番札所の瀧場築造記念に修行大師さまを建立、昭和12年に再建されたことが石碑から確認できました。

こちらはお滝場だったんですね。お堂の左側に昔使われていたであろう滝場とその上部には不動明さまがお祀りされてました。

滝場を上から見守るお不動さん

基本情報

名称上上津役大日堂(仮称)
札所番号第60番札所
ご本尊大日如来
所在地北九州市八幡西区上上津役
駐車場付近に駐車場なし
管理(世話人)不明

第60番札所までの順路

周辺施設

親子お遍路の旅日記

今回は、帆柱新四国霊場88ヶ所の中で一番の難所といわれる第60番札所へ行ってきました。

3歳のきょうちゃんは大丈夫かと心配しましたが、最後まで自分の足で行けました。

お堂が廃れてる

滝場

足元が悪い

【クラウドファンディング実施中】第32番札所の危険な場所を整備したい!

神社仏閣復興プロジェクト①
帆柱霊場第32番札所の危険な箇所の整備

帆柱新四国霊場第32番札所の紹介

上記の第32番札所の紹介記事でも書きましたが、第32番札所へ到着するには危険なU字構を経由して小川を渡らなければなりません。

このようなちょっとした不安や恐怖が、参拝者を遠ざけてしまいます。

私たち親子は、北九州にある帆柱新四国霊場をもっと多くの人に知って頂き、参拝者を増やしたいと思ってます。

なぜそれをやりたいのかは、下記のクラウドファンディングの記事に書いてます。

⇩       ⇩       ⇩

神社仏閣復興プロジェクト① 帆柱霊場32番札所の危険箇所の整備

この取り組みがいいなと思った方は、お知り合いに広めていただけると嬉しいです。

もちろん、ご支援いだだけると本当にありがたいです!

日本の古き良き文化を後世に残したいな