帆柱新四国霊場|第14番札所【北九州のお遍路|親子旅日記】

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こんにちは(*‘ω‘ *)

親子で北九州のお遍路巡りをしている戸津川です。

2021年に2歳の息子(通称:きょうちゃん)とお遍路デビューをしました。

今回は、北九州のお遍路で帆柱新四国霊場の第14番札所をご紹介します。

帆柱新四国霊場 第14番札所|遍照院

遍照院 (2021.10.31)

場所は、 北九州市八幡東区東丸山町にあります遍照院です。

寺院は、新日本三大夜景にも選ばれる皿倉山の麓にあります。

遍照院の本堂

遍照院の前にて(2021.10.31)

遍照院は、昭和2年に弘法大師信奉者の懇請を受けた開山住職が現在地にあった庵宅を護持し、真言宗醍醐派修験寺院と称したことが始まりです。

ご本尊は開山住職と信徒信者の集結により、昭和9年仏師により謹刻し盛大に開眼供養を行った。その胎内には開山住職が仏門に入った時に仏の里である国東半島より縁あって神仏の来臨を願った古仏を納めた。

昭和10年高野山金剛講支部を設置し、寺院名称を「遍照院」とした。後に昭和22年宗教法人規則改正に当たり、真言宗醍醐派より高野山真言宗へ転派した。

遍照院の札看板 (2021.10.31)

本堂の柱に大々的にかかっている帆柱四国第十四番札所の札所看板。

力強い字で存在感が抜群です。

当山草創期以来第14番札所として今に至ります。

遍照院の扁額

遍照院の本堂の扁額です。「只越山」の山号が記載されてます。

遍照院堂内の中央(2021.10.31)

遍照院堂内の様子です。祭壇の中央には、弘法大師さまがお祀りされています。

弘法大師さまは下の写真で確認してくださいませ。

遍照院堂内にて

緊張した面持ちのきょうちゃん。

お大師様のお隣にはいけないですが、きょうちゃんも一緒に写真を撮ることができました。

「大きくなったら弘法大師さまみたいになりたい」と思っているのかな?

遍照院堂内の右側(2021.10.31)

遍照院堂内の右側の祭壇です。こちらでは護摩焚きを行うのでしょうか?

遍照院堂内の左側(2021.10.31)

遍照院堂内の左側です。芳名帳がありましたので、住所と氏名を記載しました。

それではいつものように遍照院の本堂で弘法大師さまのご真言とお経とお唱えしました。

【弘法大師さまのご真言】

南無大師遍照金剛

(ナムダイシヘンジョウコンゴウ)

その他境内の建造物

境内入ってすぐ左手にはお大師様の石像や延命地蔵尊さま、更にその奥に十三仏などがお祀りされてます。

下記にアップの写真を載せてますのでご覧ください。

お大師様の石像

みかんのお供えや生花が活けられており、周辺も綺麗のお掃除されてます。お参りに来られる方がなさったのでしょうか。

愛を感じますね。

延命地蔵尊

延命地蔵尊も上のお大師様と同じく愛されてますね。

十三仏など

屋根付きの祠に大事にお祀りされておりました。十三仏さまの正面には水の入った湯呑が置かれておりました。

上の写真をよく見ると、右側にいらっしゃる不動明王像の背面に札所看板を見つけました。

プラスチック製の札所看板

帆柱新四国霊場でお馴染みのプラスチック製の札所看板です。

そのままではあまり目立たなかったので、祠から出して写真を撮りました。

開山当時のものでしょうか?このプレートの札看板が残っていると、嬉しい気持ちになります。

本堂の向かい側の社務所前にも小さなお堂にお祀りされているお大師さまがいらっしゃいました。

優しい顔のお大師様は何だかとぼけた感じにも見えて、とても可愛らしかったです。

帆柱新四国第14番札所の基本情報

名称遍照院
札所番号第14番札所
ご本尊弘法大師
所在地北九州市八幡東区東丸山町8-13
駐車場専用駐車場あり
管理 遍照院
参拝日(2021.10.31)

その他

駐車場の横にある階段で、遍照院へ行く際はこの階段を上る必要があります。

きょうちゃんもお杖ついて上ってました。

また、遍照院は高台にありますので本堂前の境内からは八幡の街並みが一望できます。


外部リンク

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